社長のブログ・・・・?(笑)


最近はブログ流行で巷ではかなりの盛り上がりを見せていますね。
久々に知ってもらいたいことがあったので書いてみました。

最近ばらしたエンジンをよく見てみるとシリンダー壁にかなりの傷がありました。

シリンダー  

シリンダー2

それも複数の気筒にみられはっきり言ってブローしている状態でした。
オーナーさんに聞いてみると約1年前に他店でオーバーホールをしたそうです。
事故を起こしたためエンジンのみを他のお客様に譲ると言うことになりました。
念のためエンジンの状態を点検しておきましょうと言う事になったのですが
ヘッドを外してみると上記のようになっていたのです。

一応、ピストンを抜いて点検してみると意外に綺麗でした。

ピストン ブロックにあれだけ傷があるのに
ピストン本体にはそれに該当する痕跡がない。
ピストンは社外の鍛造が組まれていましたが
何故かピストピンクリップが純正品でした。
しかも5気筒のみです。
1気筒のみ社外のクリップ・・・・・・・。

過去にも似たような経験が・・・・・・。


改めてオーナーさんにこれまでのいきさつを聞いてみると
全開走行中に調子が悪くなって
車輌を購入した中古車屋さんに相談にいくと
エンジンオーバーホールが必要という事になり依頼することに。
ピストンも交換することになったそうだが、詳細については説明が無かったとのこと。
だから本人に聞いても何を組んだのか、どのような作業内容だったのか、
エンジンの修理内容すら全くわからないまま納車に。
その車屋の請求金額で修理代を払ったそうだが、それでいいのだろうか??

あくまでも私の予想ですが
ブロックに縦傷が入ったまま、ピストンだけを交換。
この交換したピストン本体も
別のブローしたエンジンの生き残った中古ピストンを組み合わせたのではないかと思われます。
勿論、証拠がないから断言は出来ませんが・・・。
状況からいってまず間違いはないでしょう。
何故こんなエンジンを造るのだろうか?
オーナーさんに"とにかく安く修理して"と、懇願されたのであれば別ですが。

それでも、例えオーナーさんから懇願されたとしても私はお受けしません。
だめとわかっている物を使ってエンジンの調子が良いはずありません!

しかし、
そういう車のエンジンでも一時的に普通に走行できてしまうわけですから
たちが悪いと思いませんか。
どんな人が一体どんな気持ちで組んだのでしょうか・・・・・

エンジンを造っている者としては許しがたい行為に
私にとってはとてもミステリーです。

依頼されたからには、お互いが納得できるよう
多少金額面で譲れないことがでても、きちんとしたものを
オーナーさんに提供してもらいたい。
また、オーナーさんも何をどうしたのか自分の愛車のことを
よく知るためにも、説明、明細などをちゃんともらっておくべきです。

その後、チューニングを施すにしたがって、
速さとの引き替えにいろんなところに問題が出るのは仕方がありませんが
ベースがいい加減な造りでは問題外ですから。


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