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20代の頃、スポーツカーを乗り回してブイブイ言わせていた貴方、今乗ってい
る車に満足していますか? ミニバンですか?それともステーションワゴンですか?どちらも家族を乗せていろんなところに遊びにいくには 好都合な車種ですよね。 これらの車はほとんどが車体の大きさに対してパワー不足といった感が否めません。 想像してください。今あなたは奥さん、子供二人、おじいちゃん、おばあちゃんを乗せて箱根一泊旅行に出かけるところです。 当然荷物もトランクルームにいっぱいです。 一般道から高速の入り口にさしかかりました。 本線上には行楽地に向かおうとしている車であふれかえっています。進入路に入ってアクセル全開、ところが思ったように加速しません。 進入路も終わりかけた頃、やっと本線上の車とスピードが同じになり合流することができましたが、ちょっと冷や汗^^; 順調に高速を流していたら前を走っているトラックがスローダウン。 そこで追い越しをかけるために車線変更しましたが、思ったようにスピードが上がらない! うしろからは猛スピードで迫ってくるベ○ツ。"パッシング"はされるしウインカーは出されるし、挙げ句の果てには車間距離が5mもないほど煽られる・・・ だからといってトラックは横にいるしどうしたらいいか分からないままアクセルを踏むだけしか方法がない状態が続き、 やっとの思いでトラックの前に出て一安心。 よく見ると、そこは長い登りだった為に車速が上がらなかったんです。 さあ、高速も終わりいよいよ峠道です。気が付くと峠道渋滞が出来ています。 その先頭はあなたの車です。アクセルを踏んでもエンジンはうなっているだけで回転は上がらず、ギアだけが2速と3速を行ったり来たりしているだけです。 あなたは後続車に迷惑をかけまいとして広い路肩をさがしてパスさせようとしてますが、なかなか広い路肩が出てきません。 やっと路肩を見つけて速い車を先に行かせることができました。 ここで一服。「ふ〜、もっと力があれば楽しいドライブになるのにな〜。」 こんなこと誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか? 金銭的に余裕があれば排気量の大きいエンジンを積んだグレードを選べれば良かったのですが、今更買い換えるのも出来ないし、だからといって今のままもいやだし・・・。 そんな思いをしていたのはあなただけではありません。何を隠そうこの私が一番思っていたのです。 |
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それは、さかのぼること3年前子供を保育園に送って行ったときのこと、見慣れないステーションワゴンが駐車場に止まっていました。 当時、家族が増えてそれまで乗っていたJZZ30ソアラに不満を感じるようになって以来、使い勝手の良い車を探していましたが、なかなか気に入った車が見つかりませんでした。 候補としてはステー○アや、レ○シー、マークUク○リスなどがありましたが ステー○アはマスクが気に入らないからパス。レ○シーはみんなが乗ってるからパス。ク○リスはFR車だと思っていたらFFベースだったのでこれもパス。 仕事柄、トヨタの車から選ぼうとは思っていたのですが改造すれば○60km巡航が出来ることが条件だったのです。 そういう意味ではク○リスは発表されたときに買おうと思っていてのですが、エンジンが直6でないことを知って買う気が失せました。 そういえばア○ードワゴンやセ○ィーロワゴンも検討しておけば良かったかな・・・。 時間だけが過ぎていったある日、駐車場に止まっていたカムリグラシアTRDバージョンを見て一目惚れしまったのです。 よくよく調べてみると、その車はトヨタディーラー工場長の奥様の愛車だというのが分かり、早速営業マンを呼んで即決してしまったのでした。 その時すでに改造内容は頭の中に出来上がっていて、あえて非力なエンジン(5SFE)が搭載されている2.2Lの方を選んだのです。 人それぞれ車を選ぶ判断基準があると思いますが、私の場合はまず、"トヨタ車"であること。使い勝手がいいこと。中が広いこと。そして、おじん臭い車ではいけないこと。(笑) 更に付け加えるなら"チューニングをすることが前提"の為いじくりやすいことなどでしょうか。 以前よりやってみたかったチューニングがあってカムリグラシアTRDバージョンならぴったりだと思ったのです。 |
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やっぱりというか、当然というかその車は鈍くさいワゴン車のなにものでもなかったのですが、スタイリングが気に入って買った車なので
しばらくはパワー系に手を入れず、ほぼノーマルに近い状態で2年間乗りました。 なにせ140psしかありませんから、速いわけもなく、高速道路の長い下り坂でやっと180km出るような状態でした。 それはもう登りにさしかかったとたん"登坂車線"に移りたくなるような車でした。 プロローグで書いた通り、せめて200psは欲しいと思ったのですが私にはある計画があったので今のこの遅さを楽しんでいるような状態でした。 しかし車体の大きさやステーションワゴンの性格からか、巡航しているときはゆったりとして疲れるって事はあまり感じませんでしたね。 もしかしたらレカロシートのおかげかもしれませんが、静かさが大きく貢献していると思います。 初めてのお盆休みを迎えたときに九州まで行って来ましたが、リアシートをフルフラットにすればベッドに早変わりするので長距離を移動するときには最高ですね。 セダンやスポーツカーにはまねの出来ない芸当でしょ。 |
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8ナンバー登録(特殊用途自動車)をしたために新車から2年目にして初めての車検がきました。 やっとこの日が迎えられいよいよパワーアップを決行することにしました。 メニューは”ボルトオンターボ”これしかありません。 以前よりターボ車の改造はさんざんやっていましたから、ノーマルアスピレーションの車にターボを付けたらどんな感じに走ってくれるのか知りたくて2年間方法論を考え、問題点を頭のなかで潰していました。 幸いにもグラシアはV6エンジンが載せられるようになっていてエンジンルームが広く、直4エンジンが載っている5SFE2,2L仕様は、ターボを付けてくださいと言わんばかりの状態ですのでスペースのなさによるレイアウトの苦労はないだろうと想像していました。 いよいよ作業に取りかかるわけですがざっと使用するパーツを説明しましょう。 @R33GTR用純正セラミックターボチャージャー Aトラスト製インタークーラーコア Bトラスト製マフラー Cトラスト製エアークリーナー単体 Dサード製プレッシャーレギュレーター E各種メーター FYSR製フューエルコントローラー Gエンジンオイルクーラー HATオイルクーラー Iその他ワンオフ系パーツ おおざっぱに言うとこのぐらいになるのですが欲を言えばキリがありません。 第一段階としてはこれくらいにしておいて、次回のステップアップのために取っておくことにしました。 |
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もうお気づきの方もいらっしゃると思いますがなぜ一機あたり1300ccで回しているターボを2200ccで使おうとしているのか、 それではエンジンに対してターボが小さすぎるのではと思いませんか? 確かに結果論から言えば小さすぎたかもしれません。 ここで私がどんな車に仕上げようと思っていたかを説明させてください。 ★今より(ノーマル)少しでも速い車にしたい。 ★だれかと競争するつもりはないけど似たような車には負けたくない。 ★街中で使い勝手が悪くなるようではだめ。 ★アクセルを踏んだらすぐに加速しなければいけない。 ★高速道路ですんなり○50kmは出ること。 以上の事が最低条件としてターボチャージャーの選択をしたのですが、いかんせんエンジン本体が低回転型に作られていて、5500回転以上は惰性で回っているような状態ですから このエンジンに大きいターボを付けてしまうと、下もなければ上もないいわゆるドッカンターボになってしまうのでこれだけは避けたかったのです。 エンジン本体に手を加えなければ、高回転側を良くすることが出来ないことは百も承知でしたから、ここはあえて街乗りで一番よく使う2000〜5000回転でパワーが出るターボチャージャーはどれかと考えたら、R33用GTR用がいいと思ったのです。 ちなみに、GTRは2600ccで2機回し、パワーバンドが3500〜7000回転ぐらいですから2200ccで回そうとすると1300(1機あたり)を2200で割り約0.59という係数がでてそれぞれの回転に掛けてみると2065〜4130回転になります。 更にエンジンの基本性能が全然違いますから0.8ぐらいで割れば2581〜5162回転ということになり、私が狙っていたパワーバンドになるだろうと予測したのです。 そしてこのターボはセラミックですからレスポンスに優れていることは言うまでもありません。 ただタービンブローしたらエンジンまで壊れちゃうな〜という思いがちょっと引っかかりましたが(笑) |
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さて、準備も整い取り付け作業を始めることになりましたがデーター取りも兼ねているので2〜3回に分けて作業を行います。 A燃調パーツ、オイルクーラー、インタークーラーの取り付け Bマフラー中間パイプのワンオフ 今回はボルトオンターボ仕様の実力を知るためのテスト車両も兼ねていますから、いきなり全てを取り付けてしまっては何がだめなのかが分からなくなってしまいます。 そこで一番最初にターボだけ付けて走ってみるとどうなるかやってみました。 取り付けに関しては特に難しいところはありませんでしたが、全てがワンオフ製作になるため時間だけはいっぱいかかりました。 ちなみにマニホールドはノーマルを途中で切ってタービンフランジを溶接して作りました。 これなら費用がかからないし 上下に純正遮熱板(加工アリ)が付いているのでみてくれもいいしなかなかいいと思います。 とりあえず、ターボからスロットルバルブをダイレクトにつなぎ、その他の部品は後でインタークーラーを付けるのを前提に製作しました。 こうして、まがりなりにもボルトオンターボが出来上がり試運転をすることになりましたが燃調パーツが何も付いていないのでまともに走るとは思っていませんでしたが、 案の定いきなりブースト圧0.2kg/cmでブーストカットが働きました。もともとNAエンジンのコンピューターなのにブーストカットが設定されているとは・・・トホホ。 このままではテストにならないから、とりあえずオリジナルブーストカットコントローラーでリミッターが働かないようにして再度テスト走行。 「速いっー!」だけどノッキングの雨嵐! これじゃエンジンがブローしてしまいそう。ブースト計は0.7を指している。気を取り直してもう一度全開!ありゃ・・今度はめっちゃくちゃ遅せ〜〜。 さっきのノッキングはでていない。どういうことだ? 今回ターボを付けるのにあたって問題だったのが点火時期の調整だったんです。 圧縮比を落とさずにターボを付ける訳だから、ノッキングが出てしまうのは当たり前なのです。 しかしグラシアのエンジンには点火時期を調整出来るようなデストリビューターが付いていません。 じゃあ、点火時期はどうやって調整するの? 答えはコンピューターがノッキングの有無を検知して自動的に調整しているようなのです。故に最初の一踏みはノッキングの雨嵐、二回目は点火時期がめちゃくちゃ遅くなって加速も遅くなる。 それを証明するデーターとして排気温度がいっきに1000度へ達しましたから間違いないでしょう。 あ〜〜セラミックで良かった。(苦笑) しかし、インタークーラーレスはブースト圧の上がり方がめちゃくちゃ早かったです。 これくらい早く上がればノンターボ車となんにもかわらずパワーだけが上がって言うことないんだけど、結局ノッキングが出てしまうからインタークーラーレスではだめですね。 |
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ターボのみの状態を確認したところで今度はクーリングパーツです。 いっぺんにエンジンオイルクーラーとATクーラーとインタークーラーを付けます。 狙っている馬力は200PSですからそれに見合っているサイズでいいのですがインタークーラーは一番目立つパーツなので見てくれも大切にしました。 雰囲気はGTR風と言うことでどうでしょうか(笑)後はエンジン、ミッションを保護するためにオイルクーラを取り付けます。 なるべく壊したくありませんから温度管理は怠りません。 インタークーラーはバンパー内の一等地に取り付けましたから十分に冷えているようです。 走行後に入り口をさわってみるとかなり熱く100度前後になっているようですが出口側は40度ぐらいになっているようです。 実際に走行テストをしてみると、インタークーラーを付ける前はブースト0.7でしたが取り付け後は0.5に落ちて排気温度の上昇も抑えられ900度ぐらいに納まるようになりました。 走行フィーリングは格段に良くなり点火時期のリタード量がかなり抑えられていると思われます。 高速道路において全開テストもしましたが特に何がだめと言うことはありませんが、やはりターボが小さすぎたのか高回転側での伸びに物足りなさを感じましたが街中での発進加速が合格なのでまあこれくらいはしょうがないということでがまんすることにします。 しかし最初の予想通り、点火時期のリタードは全体的に変化するため遅れて欲しくない回転域まで遅くなるためにこの辺が今後の課題として残ってしまいました。 |
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カムリグラシアTRDバージョンのボルトオンターボを行ったのが2000年7月ですからかれこれ1年以上経過したことになります。 この間に竜ヶ崎でのゼロヨンテストやロングドライブに使ったりと結構過酷な使い方をしました。 完成後いきなり北海道まで行って来たときにはちょっと心配もしましたが、なんの問題もなく全行程を走りきったので、もう大丈夫だろうと確信しました。 さすがにゼロヨンテストした後はミッションの調子が悪くなり新品交換をしましたが こればっかりはどうしようもないとあきらめていますので、次回また壊れるようなことがあるときは、別の車に使われているミッションにスワップしようと考えています。 ターボ本体に関してもなんとかなりそうなんですが、常に全開状態で使われている関係上へたりを感じますがが、これも日頃のメンテナンスで何とかなりそうな程度ですから私自身はあまり気にしていません。 そういえばノーマルで使っていた頃はあまりタイヤのへり具合を気にしたことがなかったのですが、同時期に新品にしたタイヤがかなり減っているのに気づき、すぐさま前後ローテーションをしました。 パワーアップすると消耗品の交換サイクルが早くなることを改めて実感しました。 |
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あれから丸1年たち、順調に走行を重ねてきましたがやはり完璧ではない、点火時期のセッティングが残されています。 当初はノーマルコンピューターの改造やH○SのFコン、ア○ックスのパーツ等を考えていましたがグラシア用の電子パーツなど皆無に等しく 仮にあったとしても30万円を軽く超えてしまうような物ばかりだったのでよっぽどのことがない限り手が出せませんでした。 冒頭でも書いた通り戦うために作ったわけではありませんから、速くするためにいくらでも費用を出すつもりは最初からありません。 やはり、対費用効果が優れていなければどんなにいい商品でもちょっと手が出せません。 ちなみにH○SのF○ンVプロなら、完璧なセッティングが出来そうなんですがパーツ代だけでも約18万円、取り付け現車セッティングで約20万円、合計すると消費税込みで40万円もかかってしまうのです。 G○Rやスー○ラならともかくファミリーユースの車で、こんなに費用を掛けてまでやってみようと言う人がどれくらいいるでしょうか? 満を持して登場したのがト○ストのeーマ○ージです。 これにはト○ストさんありがとうと言いたくなるような商品で、私もびっくりしたぐらいです。 なんとサブコン形式でありながらほとんどの車に対応して、最低限必要な機能を装備していながら本体と汎用ハーネスのセットで49500円なんです。 いままでこんな価格のコンピューター見たことがありません。燃料セッティングはもちろんのことちゃんと点火時期の調整も出来るんです。 欲を言えば全てのリミッター解除やフルコンモードになってくれれば、文句の付けようがなかったんですが(ト○ストさんごめんなさい) 基本的にライトチューンであればこのeーマ○ージでいけると思います。もしショップさんで取り付けセッティングまでお願いしたら、10〜20万ぐらいでやってもらえるんじゃないでしょうか? ちなみに私はセッティングツールまで入れて部品代のみの7万円ぐらいに納まりました。宣伝はこれくらいにしておきます(笑) 取り付けに関しては特に難しいところがあるわけではないのですが専用ハーネスがあれば、アッという間に終わってしまうだろうなと思いました。 コンピューターのところの配線に割り込ませるだけでいいので非常に簡単です。後はパソコンと専用セッティングツール(CDロム&PCとe−マ○ージをつなぐ専用ハーネス)があれば誰にでも簡単にセッティングができます。 どうもノーマルのデーターに対してプラスマイナスをするのが基本のようなので、分からなくなったらゼロに戻せばいいのです。 グラシアの場合点火時期の調整がメインとなるため最初は点火時期には手を加えずに燃料の調整を行い点火時期がリタードして安定した後に調整します。 段付きのあった3000〜4000rpmにかけて結構大きく進めることになりました。こうしてほぼ、調整が終わって走ってみるとまるでノーマルのようにスムーズに走ってくれました。 主に乗っている奥様は「なんか普通に走ってくれるから遅くなったような感じがする」なんて言ってくれますが目指しているのは使い勝手のいい、普通に乗れて速い車なのですから人間の感覚なんて勝手なもんだな思いつつ一次セッティングは終了しました。 今後も更に煮詰めていきますがその前にもっとターボを大きくしてからにしようかな・・・・。 |
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これまでにたくさんの費用と時間を費やしてグラシアターボを作ってきましたが少しずつ良くなっていく状態をみていると改めてチューニングって楽しいなと思いました。 なんと言っても高速道路でゼイゼイ言いながら走っている、マフラーだけ交換したミニバン等を見るとかわいそうにさえ感じてしまうのですが その横をなんて事なくス〜ッと抜いていける瞬間はめちゃくちゃやってよかったな〜って思います。 もちろんG○Rやスー○ラ、ましてやレ○シー等にも勝てませんがこれはこれでいい味が出ていると思っていますので見かけても決して煽ったりしないでください。 鈍くさいワゴン車がちょっと速くなっただけですから。 どうでしょうか、これを最後まで読んでくださったあなたボルトオンターボやってみたくなりました?基本的にはどんな車でも出来ますから是非相談してみては! |